手術手技
追加発言 2
長久保 一朗
1
Ichiro Nagakubo
1
1立川共済病院泌尿器科
pp.292
発行日 1985年4月20日
Published Date 1985/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413204015
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- 文献概要
尿管瘤は一部文献でみられるように稀な疾患でなく,かなり頻度の高いものであることはわれわれの経験でも明らかである。また,その手術方法についても,種々の報告がなされていて,高橋先生らはこの点について明解に述べている。一般に成人にみられる尿管瘤は単純性であることが多く,その処置も比較的簡単なものが多い。しかし,幼小児にみられるものは,膿尿などの尿路感染症を主訴として来院し,尿管瘤を見出されることが多いことから,異所性のものが多く,症例に応じて各種の手術手段を講じなければならない。われわれは尿管瘤についての若干の知見を得ているので,高橋先生らの報告とは多少の考え方や手術の方法の違いについてここで述べさせていただく。
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