手術手技
追加発言 2
三品 輝男
1
Teruo Mishina
1
1京都府立医科大学泌尿器科学教室
pp.218-219
発行日 1983年3月20日
Published Date 1983/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413203531
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膀胱腫瘍の治療方法として,TURbtか膀胱全摘出術かの二者択一の考え方が主流をなしつつあるが,TURbtにも自ずと根治性に限界があり,膀胱全摘出術にしても,癌に対する根治性は高いものの,1)生理的な排尿行為を行えない,2)尿路変更術を必要とする,3)性的能力の喪失,および精神的苦悩といつた諸問題が解決されていない。これら2つの術式に比べ,膀胱部分切除術は,症例の正しい選択さえなされるならば,捨て難い優れた術式と思われる。そこで,われわれの膀胱部分切除術に対する適応および手術手技について,追加発言しようと思う。
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