印象記
第3回国際泌尿器内視鏡学会
阿曽 佳郎
1
Yoshio Aso
1
1浜松医科大学泌尿器科学教室
pp.1094-1095
発行日 1984年12月20日
Published Date 1984/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413203949
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国際泌尿器内視鏡学会(the International Socicty ofUrologic Endoscopy,ISEU)に関しては未だご存知でない先生も多いと思う。本会は1978年にアルゼンチンのDr.Moreraを中心とするグループにより発足した会である。その以前より,この一派は内視鏡に関するスペイン語の学会誌を発刊し,本会の発足の準備をしていたようである。したがつて第1回の本会は当然アルゼンチンにおいて開催されている。第2回は英国のBristolにおいて1981年に行われ,その印象はすでに本誌に発表したごとくである。今回が第3回で,8月26日から30日まで西独 KarlsruhcにおいてMatouschek会長(Karls-ruhe市民病院泌尿器科部長)のもとに行われた。まず第一に印象に残つたことは参加者が格段に多くなつたことである。前回の参加者は120〜130名で,小じんまりした討論しやすい会であつた。本学会の裏方をつとめたDr.M.Reuter(StuttgartのDr.Reutcrのご子息)の話しによると出席者は約600名,家族を含めると約1,000名とのことであつた。このように学会が人きくふくれ上つたため,学会主催者側の苦労は想像に余りある。
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