印象記
第3回国際内分泌外科学会に出席して
阿曽 佳郎
1
Yoshio Aso
1
1浜松医科大学泌尿器科学教室
pp.638-639
発行日 1984年7月20日
Published Date 1984/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413203855
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1983年9月4日から8日までHamburgにおいて開催された国際内分泌外科学会(International Associationof Endocrine Surgeons:IAES)に出席する機会を得た。この学会は長い歴史をもつ万国外科学会(Société Inter-nationale de Chirurgie:SIC)の傘下にあり,2年に1回開催されるSICの際にその一環として開催される。IAESの第1回の会合はSan Francisco,第2回はスイスのMontrouxで開催され,1983年で3回目というごく新しい国際学会である。本学会は世界の内分泌外科医の集まりであり,その会員数は昨年の名簿によると176名にすぎない。内分泌外科は大変興味深い領域の一つであるが,あまりにも専門化した領域であるため,これに専念する外科医はそう多くない。この学会はそういつた領域に専念する熱心な人達の集まりであるから,かなり活発な学会である。各自が自分の経験をもとに次々に発言し,学会をenjoyしているというのがまさに実感である.しかも,お互いに顔見知りということもあり極めてなごやかにやつている。
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