印象記
第3回国際消化器内視鏡学会
竹本 忠良
1
1東京女子医科大学消化器内科
pp.226-227
発行日 1975年2月25日
Published Date 1975/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403112180
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10日以上もメキシコ市に滞在すると,必ずうんざりするにきまっているし,すでに日本で試食ずみのメキシコ料理もそう私の口にあいそうもない.第一身辺多忙すぎて全旅行日程もできるだけ短縮する必要があった.このような理由で,日本医大常岡教授,内田助教授と東女医大の大多数と一緒に,世界消化器病学会のほうは一切割愛させてもらって,Ⅲ Congreso Internacional de Endoscopia Gastrointestinalだけに出席した.10月17日夜,美しい夜景を空から眺めながらメキシコ市についた.そして到着したホテルがまずまずなのでホッとした.さっそく先行組に何人も会ったが,いわゆる“外国に強い”と思った人がすでに消化器病学会の期間だけですっかりのびて顎をだしていたり,逆に相当のびていると予想していた人が日本料理の補給のせいかどうかしらないが,意外に元気だったり,さまざまだったが,この人たちから早々メキシコに関する先入感をもたされてしまった.
消化器内視鏡学会の会場は消化器病学会同様,Centro Médico Nacionalで同時通訳設備の整のった狭いながらも相当立派な会場であった.
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