手術手技
追加発言 2
高橋 剛
1
Takeshi Takahashi
1
1聖マリアンナ医科大学泌尿器科学教室
pp.26-27
発行日 1984年1月20日
Published Date 1984/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413203724
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睾丸固定術の手術適応は,今後の臨床的研究によつて変わつていくものと考えられるが,現状での方針は,下降していないものは正常の位置に下降させることにしている。手術適応年齢は早目になる傾向にあるが,自然下降の期待やオムツの関係で2歳前後より3歳までとしている。鼠径ヘルニアを合併する場合は1歳前でも行うこともある。本手術は小児泌尿器科として数多い疾患であり,鼠径部の解剖を習得することや小児手術の繊細な操作に慣れるためには好適な対象である。
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