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講座
泌尿器科医に必要な形成外科手技(5)—外陰部ページェット病の手術,尿道再建にもふれて
Plastic Surgical Techniques in Urology (5) : Surgical Treatment of Genital Paget's Disease
添田 周吾
1
Shugo Soeda
1
1筑波大学臨床医学系形成外科
1Department of Plastic Surgery, Institute of Clin. Med. The University of Tsukuba
pp.975-983
発行日 1983年11月20日
Published Date 1983/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413203687
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乳房外Paget病の好発部位は外陰部であり,それ以外の部に生ずることは稀である。治療は外科的切除を第一選択とする1)。放射線療法,抗癌剤含有軟膏,凍結療法などもあるが,これらはあくまでも補助的療法である。外科的切除においても,切除範囲,深さの決め方は病因とも密接な関係があり,さらに本症の予後,術後再建の難易度などの各因子が実際の手術法決定に影響を及ぼす。ただ手術そのものは高齢者でも可能であり,われわれの経験では最高齢者は90歳であつた。本症はそれほど稀な疾患ではないが,手術法,再建法についての報告はわりと少ないのでわれわれの経験を中心として述べてみたい。
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