文献抄録
VAB−6法による転移性睾丸腫瘍治療
pp.319
発行日 1983年4月20日
Published Date 1983/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413203553
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著者らは1978年12月より1年間に41例の転移性睾丸腫瘍をVAB−6法により治療し,検査および正規の治療を完了しえた25例についてその成績を報告している。治療前の検査は,血液生化学検査,腫瘍マーカー(HCG, AFP),胸部X線, CT (胸,腹部,脳),リンパ管造影,肺機能,肝脾スキャンなどを行い,治療後は1〜2ヵ月に一度上記検査を実施した。転移巣については胸部腹部の転移を進行型,小型に分けて記載し,胸部進行型は縦隔洞・肺門部・鎖骨下転移が2cm以上かつ肺野に5個以上の転移があるもの,腹部進行型は触知しえる腫瘤でCTで5cm以上IVPで尿管の変位があり,肝転移を有するものとした。
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