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講座
泌尿器科系疾患の微細構造の見方(12)—泌尿器科系軟部組織腫瘍
The Appliance of Electron Microscopy in Disease of the Urogenital Tract (12): Soft Tissue Tumors in Urogenital Field
牛込 新一郎
1
,
高木 正之
1
,
細井 由美
1
Shinichiro Ushigome
1
,
Masayuki Takagi
1
,
Yumi Hosoi
1
1聖マリアンナ医科大学第2病理学教室
1Department of Pathology, St. Marianna University School of Medicine
pp.1111-1118
発行日 1982年12月20日
Published Date 1982/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413203471
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泌尿器科領域の軟部腫瘍は上皮性腫瘍に比し稀でかつ組織診断に難渋する場合が少なくない。通常,ヘマトキシリン・エオジン染色標本および二,三の特殊染色でかなりの特徴を把握できるが,電顕的観察が確定診断に役立つこともしばしばある。
著者らは術中迅速診断時か切除標本から速やかに2.5%グルタールアルデヒド固定液を用いて電顕用切片を採取するように心掛けているが,時に10%緩衝ホルマリンで固定された病変部から採取し,リン酸緩衝液にて十分洗浄を行つて,電顕的観察に供する場合もある。
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