Japanese
English
シンポジウム 泌尿器科領域における動脈閉塞法
日本における動脈塞栓術の現況と臨床成績
Symposium:Transcatheter Arterial Embolization in Urology
町田 豊平
1
Toyohei Machida
1
1東京慈恵会医科大学泌尿器科学教室
1Clinical Evaluation of Transcatheter Arterial Embolization
pp.1081-1082
発行日 1979年11月20日
Published Date 1979/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413202848
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はじめに
直接,臓器の支配動脈内にカテーテルを挿入し,塞栓物質を注入して動脈を閉塞しようとする,いわゆる経皮的動脈塞栓術(transcatheter arterialembolization)は,ここ10数年の間に,放射線科領域での血管撮影手技の発達と共に急速に発展してきた治療法である。
このtranscatheter embolizationによる治療の歴史は,1960年脳外科領域でLuessenhopにより脳動静脈奇形の治療に応用された報告が最初で,その後,脊髄血管腫,脳腫瘍また消化管出血に対する止血療法としての報告がみられる。
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