Case study
高血圧と尿路感染症が持続した例
三木 誠
1
1慈恵医大泌尿器科
pp.815-818
発行日 1979年8月20日
Published Date 1979/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413202801
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62歳,男性,会社員。10年前に会社の健康診断で高血圧(170/100mmHg前後)を指摘され,その後内科医から降圧剤(クロロサイアザイド500〜1,000mg/1日内服)を投与されていた。3ヵ月前に尿路感染を指摘され,抗菌剤を内服したが,尿所見が改善されず,泌尿器科的精査が行なわれた。
体重減少はなく,食欲も普通である。排尿時痛や尿線中絶はないが,排尿回数は7〜8回/日で残尿感が少しある。発熱はない。
既往歴に特別のものはなく,酒はのまないが,煙草は1日30本喫う。
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