今月の臨床 産褥の異常と対策
主要合併症
1.高血圧,蛋白尿持続例
杉本 充弘
1
1日本赤十字社医療センター産婦人科
pp.1492-1496
発行日 1999年12月10日
Published Date 1999/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409903862
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「妊娠中毒症後遺症」という用語は,日本産科婦人科学会の妊娠中毒症分類改定(1985年)以後は使用しないことになっている.しかし,用語として使用されなくても,分娩後も妊娠中毒症の症状がみられる症例があることはよく経験される.分娩後も高血圧,蛋白尿が持続する症例をどのように管理するかは次回妊娠への影響のみならず生涯にわたる健康管理の問題である.
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