交見室
副甲状腺機能亢進症の診断について,他
河辺 香月
1
1東大泌尿器科
pp.304-305
発行日 1979年3月20日
Published Date 1979/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413202721
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日台英雄先生らの「血管カテーテル法による副甲状腺機能亢進症診断の試み」(臨泌,33巻1号)を興味深く読ませていただいた。
私自身には本法の経験はまつたくないが,われわれの教室で,過去に一度頸部試験手術を行ない,腺腫を発見できなかつたものの,ひき続く高カルシウム血症から,必ず腺腫が存在するとの信念をもつて,カテーテル法により採血したサンプルよりPTHを測定し,部位診断に成功した1例の経験を報告している(保坂,北村,上野,新島:第383回東京地方会)。
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