シンポジウム 血管カテーテル法による診断と治療・2
追加討論
北川 龍一
1
,
日台 英雄
2
1筑波大学泌尿器科
2横浜市大泌尿器科
pp.157
発行日 1979年2月20日
Published Date 1979/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413202697
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■長期持続動脈カテーテル法による 尿路腫瘍の抗癌剤動脈注射療法
現在癌に対する化学療法はおおむね全身投与であり,動脈内注入療法にしても選択的な動注療法を行なつているものは少ないようである。われわれは進行性膀胱腫瘍,前立腺癌に対して長期持続動脈カテーテル法を行なつているのみならず,膀胱腫瘍の術前処置として,またTUR-Bt症例の補助療法として本法を行なつている。
膀胱および前立腺は内腸骨動脈の分枝より血流をうけている。そこで細いカテーテルを内腸骨動脈内に挿入しここから薬剤を注入すれば,選択的に膀胱,前立腺に高濃度の薬剤を接触しうる。
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