Japanese
English
原著
前立腺癌の化学療法
THE CHEMOTHERAPY FOR PROSTATIC CANCER
藤田 公生
1
Kimio Fujita
1
1浜松医科大学泌尿器科学教室
1Department of Urology, Hamamatsu University School of Medicine
pp.649-651
発行日 1978年7月20日
Published Date 1978/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413202583
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緒言
前立腺癌に対するnon-hormonal,cytotoxicな化学療法の評価は,現在のところ高いものとはいえない。しかし,前立腺癌に対するホルモン療法に限界があることがはつきりしてきたために,とくに海外で化学療法の再検討が行なわれつつあり,その効果を認める報告も散見されるようになつてきた。しかしながらわが国においては,前立腺癌に化学療法が有効であるという報告はほとんどみられていない。著者は多剤併用化学療法をとりあげて,前立腺癌の治療に効果のあることを認めた1)が,その後の経験を報告してその効果と限界について検討する。
Eleven cases with prostatic cancer escaped from anti-androgenic thepary were treated with combined anti-cancer chemotherapy. They showed good response. Chemotherapy is a promissing therapeutic modality for the treatment of prostatic cancer.
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