Japanese
English
パネルディスカッション
脊損者におけるTURと外尿道括約筋切開術
Panel Discussion:TUR and External Urethral Sphincterotomy in the Patients with Spinal Cord Injuries
宮崎 一興
1
,
小柳 知彦
2
,
大沼 徹太郎
3
,
並木 徳重郎
4
,
石堂 哲郎
5
,
紺屋 博暉
6
,
岩坪 暎二
7
Kazuoki Miyazaki
1
1神奈川県総合リハビリテーションセンター泌尿器科
2北海道大学医学部泌尿器科学教室
3東北大学医学部泌尿器科学教室
4干葉労災病院泌尿器科
5神奈川県総合リハビリテーションセンター泌尿器科
6大阪労災病院泌尿器科
7九州大学医学部泌尿器科学教室
pp.949-976
発行日 1977年11月20日
Published Date 1977/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413202443
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はじめに
本学会土屋弘吉会長の御指名により,評議員各位からのアンケートを参考とし,脊損治療上,泌尿器科領域の具体的問題として「脊損者におけるTURと外尿道括約筋切開術の適応とその成績」をパネルディスカッションで討論して頂くこととした。
脊髄膀胱の排尿改善を目的としたTURが最初に登場したのはEmmett (1945)の報告であるが,以後,欧米ではTURが大変普及し,臨床報告も相次ぎ,治療手段としては不動の地位を占めている。本邦では十数年前からTURが次第に普及し,現在では神経因性膀胱の治療法としてpopu-larなものになりつつあるが,その理論的背景,あるいはどの部分をどの位切除するのが最も効果的であるかといつた細かい問題になると,意見が必ずしも一致していない。
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