症例検討
Cushing症候群—慢性肝炎,蛋白喪失胃腸症を合併し,一側副腎剔除後に改善のみられなかつた症例
小川 秋実
pp.31-37
発行日 1974年1月20日
Published Date 1974/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413201745
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
司会 今回は,先日Cushing症候群ということで当科に入院いたしまして,右の副腎摘除をしたところが,tumorと思われたものがhematomaであつたという症例です。症状の改善をみないままに内科へ転科いたしまして,さらに内科で詳しい検査をして,やはりtumorがあるということで,もう一度手術をしてみてくれないかという話がありました。
この症例は非常に複雑で,ただCushing症候群というだけではなくて,ほかにいろいろな合併症を持つております。
Copyright © 1974, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.