原著 文部省科学研究費による総合研究
腎移植の臨床に関する研究
抗リンパ球グロブリン(ALG)の作製と臨床的応用および腎移植と組織適合性
大越 正秋
1
,
中村 宏
1
,
松下 一男
1
,
長谷川 昭
1
,
織田 孝英
1
,
岡田 敬司
1
,
辻 公美
2
1慶応大学医学部泌尿器科学教室
2慶応大学医学部放射線科学教室
pp.978-980
発行日 1971年12月20日
Published Date 1971/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413201272
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A.ALGの作製と臨床的応用
緒言
ALGはStarzlらの臨床使用経験以来脚光を浴びるようになつてきたが,本邦ではまだその使用経験も多くない。われわれは長崎大学泌尿器科学教室(近藤厚・斉藤泰)で免疫してえられた馬抗人抗リンパ球血清(ALS)からALGを作製し,その力価測定,臨床的効果の検討を行なつた。
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