今月の主題 免疫診断法と免疫療法
免疫療法
抗リンパ球血清
折田 薫三
1
,
阪上 賢一
1
1岡山大第1外科
pp.826-827
発行日 1978年6月10日
Published Date 1978/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402207907
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はじめに
1963年Woodruffらが異種動物抗リンパ球血清heterologous antilymphocyte serum(ALS)が強い移植免疫反応抑制効果を有することを発表して以来,その有効性は多くの人達によって報告されてきた.このALSは最近の免疫学の進歩や腎移植を中心とした臓器移植の発展に刺激されて,再びその有効性が確認される機運にあるので,今回はALSの臨床応用に焦点を当てて解説を試みたい.
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