Japanese
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特集(増刊号の)1 尿路の外傷と損傷
Ⅳ膀胱の外傷および損傷
膀胱破裂の診断とその処置上の注意点
Bladder Rupture: Its Diagnosis and Treatment
大越 正秋
1
Masaaki Ohkoshi
1
1慶応義塾大学医学部泌尿器科学教室
1Department of Urology, School of Medicine, Keio University
pp.129-133
発行日 1968年12月25日
Published Date 1968/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413200575
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膀胱が外力により損傷を受ける場合,切創や鋭創など皮膚や筋層の外傷と同時におこる開放性損傷と,それらを伴わずに膀胱だけにおこる皮下損傷とあり,ふつう後者を膀胱破裂という。なおこれら以外に穿孔や瘻形成などの語も用いられ,これらの用語の使用法はやや混乱しており,この点についてはわたくしが以前詳論したことがある1)。
ここでは以下常識的意味での破裂について述べることにする。
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