Japanese
English
特集(増刊号の)1 尿路の外傷と損傷
Ⅲ尿管の外傷および損傷
尿管狭窄の形成手術とその適応
Plastic Surgery for Strictures of the Ureter and Operative Indications
安藤 弘
1
Ko Ando
1
1東邦大学医学部泌尿器科学教室
1Department of Urology, School of Medicine, Toho University
pp.119-126
発行日 1968年12月25日
Published Date 1968/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413200574
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はじめに
尿管狭窄は,腎より排泄される尿の通過障害をきたすために,1)水腎症,2)腎盂腎炎,3)腎性高血圧等の人体に対する重大な疾患を合併する。しかも,狭窄が,両側性にみられる時は,その影響は大きい。
狭窄の部位によつて,次の3つに分類される。1)腎盂尿管接合部(Uretero-pelvic junction),2)尿管中央部(Body of Ureter),3)尿管膀胱接合部(Uretero-vesical junction)の狭窄である(Creevy1)1957, Edelbrock2)1955)。このうち,狭窄の最も多くみられる部位は,尿管膀胱接合部,腎盂尿管接合部であり,尿管中央部は比較的少ない(Campbell3)1954)。
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