グラフ 肺癌を疑うX線像
撮影上の注意点
西脇 裕
1
,
佐久間 守
2
,
尾形 健三郎
2
,
久保田 忠幸
2
Yutaka Nishiwaki
1
,
Mamoru Sakuma
2
,
Kenzaburo Ogata
2
,
Tadayuki Kubota
2
1国立療養所松戸病院・内科
2国立療養所松戸病院・放射線科
pp.274-280
発行日 1983年2月10日
Published Date 1983/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402218155
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肺に病変が生じると,胸部X線像には,一般に異常影が加わってくるが,同時に病変により,正常の肺の既存構造に欠除,変形,偏位する部分が生じる.
従来の胸部X線診断は,新しく加わった異常影についての分析を中心としたものであったが,近年,正常像からの欠落,変形,あるいは偏位した既存構造の分析を中心とした診断法が重視されている.とくに,肺癌のX線診断については,一応,完成されており,普遍化している.
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