Japanese
English
新薬治験
泌尿器科領域におけるRiripenの使用経験
CLINICAL USE OF RIRIPEN ON UROLOGICAL DISEASES
大熊 博雄
1
,
赤坂 哲治郎
1
Hiroo OHKUMA
1
,
Tetsujiro AKASAKA
1
1日本大学医学部性病科学教室
1Department of Venereology, School of Medicine, Nihon University
pp.145-146
発行日 1968年2月20日
Published Date 1968/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413200351
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
I.緒言
1949年,Henchが膠原病に対するコーチゾの劇的効果を発表して以来,その副腎皮質ホルモンの秀れた非特異的抗炎症作用は,その構造式の改良とあいまつて,臨床上不可欠のものとなつたが,一方,使用の増加に伴い,代謝作用に由来する諸障害,副腎機能抑制,感染症の増悪などの副作用も無規することができなくなつた。
このことから,サリチール酸製剤に優る非ステロイド系薬剤の開発が要望されるに至つたが,今回,私共では第一製薬より,A Primary Anti-inflammatory Agentと呼ばれるBenzydamine Hydrochlorideすなわち,化学名1-Benzyl-3-〔3-dimethylaminopropoxy〕-1 H indazolehydrochloride,安定性,解熱作用に優れているといわれるリリペンの提供を受けたので,泌尿器科領域の数疾患に使用して若干の成績を得たので報告する。
Copyright © 1968, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.