Japanese
English
--------------------
泌尿器科領域におけるミキスタミンEの使用経験
CLINICAL USE OF MIXTAMIN-E IN UROLOGICAL FIELD
久住 治男
1
,
向来 義彦
1
Haruo HISAZUMI
1
,
Yoshihiko KORAI
1
1金沢大学医学部泌尿器科学教室
1Department of Urology, School of Medicine Kanazawa University
pp.827-833
発行日 1964年8月1日
Published Date 1964/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491203863
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
I.緒 言
近年外科領域における大きな手術操作が比較的安全且つ容易に行ない得るようになつた事は,手術手技の改善進歩は勿論の事であるが,抗生物質の使用あるいは麻酔手技の発展に加え,手術前後における輸血および輸液の進歩に負う所が大きいと考えられる。更にそれに加えて手術前後における栄養管理に関する研究報告も最近数多く見られるようになつた。従来輸血,リンゲル,ブドー糖,プラズマ等によつて行なわれていた輸液も水分電解質の面からの検討が進められ,更に蛋白質補給の目的でアミノ酸剤の使用が多く行なわれるようになると共に,これらアミノ酸製剤の改善研究が行なわれそれらを使用した臨床報告例も多数発表されている。
我々は最近抗プラスミン剤イプシロンを配合した純結晶L型必須アミノ酸製剤であるミキスタミンE液を使用する機会を得たので,ここにその使用経験について報告する。
Copyright © 1964, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.