Japanese
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新薬治験
尿路感染症に対するCephaloridineの使用経験
CLINICAL EXPERIENCE OF CEPHALORIDINE ON URINARY TRACT INFECTION
小平 潔
1
,
加藤 隆司
1
Kiyoshi KODAIRA
1
,
Ryuji KATO
1
1信州大学医学部泌尿器科教室
1Department of Urology, School of Medicine, Shinshu University
pp.165-168
発行日 1967年2月20日
Published Date 1967/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413200105
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Ⅰ.緒言
近年種々の抗生物質の出現により感染症の治療は大きな躍進を遂げているが,他方耐性菌の増加は我々を大いに悩ませている所である。特に尿路感染症においては,グラム陰性桿菌によるものが比較的多く,これらは種々の抗生物質に対し耐性を示すことが多い。就中,術後における慢性膀胱炎,ネラトン留置中の尿路感染の防止及び制圧などは最も我々の手を焼くものである。最近これらの複雑な尿路感染症例に対しCephaloridine(販売名Ceporan.Glaxo—鳥居)を使用する機会を得たのでその結果を報告する。
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