文献抄録
利尿による膀胱尿管逆流の抑制/精管静脈よりの腎静脈血管描出法
pp.147,153
発行日 1967年2月20日
Published Date 1967/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413200102
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著者は各種の泌尿器疾患により膀胱尿管逆流を伴う症例24例について施行した。検査方法は患者を仰臥位にして20%ウログラフインをカテーテルにて膀胱内に緩徐に注入つつ,その際の膀胱内圧を測定し同時にT-Vfluoroscopyで観察しつつレ線撮影を行なう。患者は少なくも12時間以上水分摂取の制限をした後に検査し,その後20% maunital 500mlを20ないし30分間で静注しつつ同様の検査を施行してその両結果を比較した。
結果は3例は完全に尿管逆流が抑制され,4例は完全逆流が部分逆流となり,他の4例は逆流が減少した。しかし13名は全く不変であつた。
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