Japanese
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新薬治験
上部尿路結石症に対するウロカルンの使用経験
Clinical Use of Urocalun for The Upper Urolithiasis
和田 一郎
1
,
近沢 秀幸
1
,
西野 辰平
1
Ichiro Wada
1
,
Hideyuki Chikazawa
1
,
Sinpei Nisino
1
1金沢大学医学部泌尿器科学教室
1Department of Urology, School of Medicine, Kanazawa University
pp.269-271
発行日 1970年3月20日
Published Date 1970/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413200895
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はじめに
尿路結石に対する溶解ないし発育阻止の目的で従来クエン酸塩,水酸化アルミニウム,ヒアルロニターゼ,ビタミンA,D,コンドロイチン硫酸,グルクロン酸などが用いられ,さらに近年では溶解,消炎,鎮痙,利尿などの総合的薬理機序を有するといわれる数種の揮発油を主成分としたロワチンが開発されている。しかしいまだ決定的薬剤がないのが現状であり,この方面の研究開発が要望されるわけである。今回,日本新薬株式会社よりうらじろがしエキスを主成分としたウロカルンの提供をうけ,上部尿路結石症に使用したので,臨床成績について報告する。
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