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特集 外科医に必要なPET検査の知識―その有用性と問題点
胃癌でのPET・PET/CTの有効活用
Application of PET and PET/CT to patients with gastric cancer
安田 聖栄
1
,
幕内 博康
1
Seiei YASUDA
1
1東海大学医学部消化器外科
キーワード:
胃癌
,
PET
,
PET/CT
,
FDG
,
糖代謝
Keyword:
胃癌
,
PET
,
PET/CT
,
FDG
,
糖代謝
pp.216-222
発行日 2010年2月20日
Published Date 2010/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102963
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要旨:胃癌でのPETの適応は限定的であるが,症例を適切に選択すれば胃癌診療で役立てることができる.早期胃癌はPETで検出できない.また進行胃癌であってもPETで検出できない場合がある.しかし胃癌の組織型と腫瘍体積を念頭に置いて実施すると,進行再発胃癌の治療方針決定で役立つ.FDGが高集積する組織型は乳頭腺癌(pap),管状腺癌(tub1,2),低分化腺癌充実型(por1)である.これは生検または切除標本の病理検査結果で情報が得られる.腫瘍体積は1cm3以上が必要と思われる.また,進行再発胃癌化学療法の早期効果判定にPETが役立つ可能性が高い.
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