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特集 新時代を迎えたPET診断
尿路上皮癌におけるPET診断の現状
Current role of PET and PET/CT for urotherial carcinoma
中井川 昇
1
Noboru Nakaigawa
1
1横浜市立大学大学院医学研究科泌尿器科学
キーワード：
尿路上皮癌
,
FDG-PET
,
FDG-PET/CT
Keyword:
尿路上皮癌
,
FDG-PET
,
FDG-PET/CT
pp.1010-1014
発行日 2014年12月20日
Published Date 2014/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413200055
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要旨 尿中に排泄されるFDGの影響を受けるためにFDG-PET/CTによる尿路上皮癌の原発巣評価の有用性は特殊なケースを除き従来の画像診断に勝るものではないと思われる。その一方で，従来の画像診断では認識できなかったリンパ節転移，遠隔転移の診断や重複癌の存在が確認できる可能性が報告されており，尿路上皮癌の診療において膀胱全摘術や全身化学療法といった大きな治療方針を決定する際のステージング目的や従来の画像診断にて判断に迷うような場面では，緻密な位置情報の評価が可能なFDG-PET/CTを積極的に活用していくべきと思われる。
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