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特集 泌尿器科医のためのクリニカル・パール(1)
転移を有する進行性精巣腫瘍治療のクリニカル・パール
Clinical pearls for the management of advanced testicular cancer
中村 晃和
1
,
大石 正勝
1
,
上田 崇
1
,
三木 恒治
1
Terukazu Nakamura
1
,
Masakatsu Oishi
1
,
Takashi Ueda
1
,
Tsuneharu Miki
1
1京都府立医科大学大学院医学研究科泌尿器外科学
キーワード:
進行性精巣腫瘍
,
化学療法
,
マネジメント
Keyword:
進行性精巣腫瘍
,
化学療法
,
マネジメント
pp.856-862
発行日 2014年10月20日
Published Date 2014/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413200012
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要旨 進行性精巣腫瘍の治療は,IGCC分類に基づき,good prognosis群ではBEP療法3コースまたはEP療法4コースが標準,poor prognosis群では,BEP療法を4コースが標準である。腫瘍マーカーとしてhCGを測定する場合は,単位がmIU/mLのものを測定する必要がある。肺機能低下の疑われる症例では,VIP療法も考慮される。導入化学療法としての大量化学療法は,RCTが行われた結果,その有用性が証明されず,現在のところ標準的な導入化学療法とはいえない。初回化学療法で寛解が得られない場合は,救済化学療法を行い,腫瘍マーカー正常化後は残存腫瘍を切除する。
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