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特集 進行期精巣腫瘍の診療─難治症例に挑む
〈導入化学療法で寛解が得られない症例への対処〉
二次以降の標準量化学療法
Conventional dose chemotherapy for advanced testicular cancer
中村 晃和
1
,
浮村 理
1
Terukazu Nakamura
1
,
Osamu Ukimura
1
1京都府立医科大学大学院医学研究科泌尿器外科学
キーワード:
進行性精巣腫瘍
,
救済化学療法
Keyword:
進行性精巣腫瘍
,
救済化学療法
pp.500-504
発行日 2016年6月20日
Published Date 2016/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413205728
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▶ポイント
・標準量の一次救済化学療法(二次化学療法)として,RCTはなく確固たるエビデンスのあるものではないが,TIP療法が普及してきている.
・二次救済化学療法(三次化学療法)以降ではさらにエビデンスは少ないが,ゲムシタビンやイリノテカンなどがシスプラチン誘導体とともに使用されており,ある程度の効果が認められる.
・症例が少ないなか,本邦でもさまざまな努力がなされており,日本式の逐次的化学療法の確立が模索されている.
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