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特集 泌尿器科の癌薬物療法―ここが聞きたい
精巣腫瘍―“poor risk”の標準的導入化学療法はBEPか?
Is BEP a standard induction therapy for poor prognosis advanced testicular cancer?
中村 晃和
1
,
三木 恒治
1
Terukazu Nakamura
1
,
Tsuneharu Miki
1
1京都府立医科大学大学院医学研究科泌尿器外科学
キーワード:
IGCC分類
,
poor prognosis
,
BEP
Keyword:
IGCC分類
,
poor prognosis
,
BEP
pp.353-357
発行日 2009年4月20日
Published Date 2009/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413101740
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要旨 IGCC分類が報告されて以来,この分類に基づいて,転移を有する進行性精巣腫瘍の治療方針が考えられるようになった。Good prognosis群では,BEP療法3コースまたはEP療法4コースが標準的導入化学療法であるのに対し,poor prognosis群では,BEP療法を4コース行うことが標準である。肺機能低下の疑われる症例では,VIP療法を導入化学療法として行ってもよい。導入化学療法としての大量化学療法は,RCTが行われた結果,その有用性が証明されず,現在のところ標準的な導入化学療法とはいえない。
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