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特集 画像診断の進歩を腫瘍手術に役立てる!
精巣腫瘍の手術
Importance of radiographic findings before and after chemotherapy for advanced testicular cancer
中村 晃和
1
,
三木 恒治
1
Terukazu Nakamura
1
,
Tsuneharu Miki
1
1京都府立医科大学大学院医学研究科泌尿器外科学
キーワード:
radiographic findings
,
testicular cancer
,
residual mass resection
Keyword:
radiographic findings
,
testicular cancer
,
residual mass resection
pp.243-248
発行日 2012年3月20日
Published Date 2012/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413102640
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要旨 精巣腫瘍手術における画像診断は,質・広がり・治療効果判定に必須である。原発巣に関しては,エコーでほぼ診断可能である。転移巣については,病期診断・治療効果判定にCTが用いられる。セミノーマではFDG-PETが有用な場合があり,手術適応の決定に用いられる。化学療法後の残存腫瘍切除(主に後腹膜リンパ節郭清)について,特に重要な事項は,手術前の腫瘍サイズよりも化学療法開始前の腫瘍の大きさ,範囲を基に切除範囲を決定することである。また,後腹膜以外の転移巣についても,できるだけ切除することが望ましく,化学療法前後の画像をよく吟味したうえで,切除範囲を決定する必要がある。
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