Japanese
English
特集 新時代を迎えたPET診断
精巣腫瘍におけるPET診断
Usefulness of FDG-PET for germ cell tumors
大石 正勝
1
,
中村 晃和
1
,
三木 恒治
1
Masakatsu Oishi
1
,
Terukazu Nakamura
1
,
Tsuneharu Miki
1
1京都府立医科大学大学院医学研究科泌尿器外科学
キーワード:
精巣腫瘍
,
PET診断
Keyword:
精巣腫瘍
,
PET診断
pp.1024-1027
発行日 2014年12月20日
Published Date 2014/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413200057
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要旨 精巣腫瘍は,FDG-PETが有効な腫瘍の1つとされている。特に,セミノーマにおいて,化学療法後の残存腫瘍の存在を予測する手段として有効である。腫瘍径(カットオフ3cm)とFDG-PETの結果により,自信を持って経過観察することが可能となる。しかし,ステージングにおける有用性は確立しておらず,その使用は限定的である。さらに,非セミノーマにおいては,化学療法後のviabilityの判定にもその有効性の評価は定まっていない。現時点においては,FDG-PETは,進行性セミノーマの化学療法後のviabilityの判定にのみ有効であるという認識が必要である。
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