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編集後記
小島 祥敬
pp.808
発行日 2014年9月20日
Published Date 2014/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413103697
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小学1年生から剣道をはじめ,大学6年間も剣道部に所属しました。昨年から縁あって福島県立医科大学剣道部の顧問をお願いされました。新入生歓迎コンパ(2次会まで)はもちろんのこと,北日本医科学生剣道大会にも応援に行きましたし,この夏は猪苗代で行われた剣道部の合宿を訪問しました。当初は差し入れのスイカを3つ置いて,すぐに帰るつもりでしたが,学生からの“部屋を用意してありますから泊まっていってください”というお誘いを断り切れず,1泊することにしました。食堂でご飯を一緒に食べて,コンビニで買い出しをし,大浴場に入って,お酒を飲んで,星座観察をしました。ちょうど,みずがめ座δ流星群が観察できる時期で,生まれてはじめて流れ星を見ることができ感激しました。そして,準備されていた部屋は大部屋で,消灯時間10時半をしっかり遵守し,学生達と“雑魚寝”をしました。正直,若干抵抗はありましたが,青春時代に戻ったかのような錯覚に陥り,何とも清々しく心地よい気分でした。翌日,早朝の一斉清掃とラジオ体操はさすがに遠慮して,大学に大急ぎで帰り,現実に戻り朝から手術をしました。
平成16年に新医師臨床研修制度が始まって以来,泌尿器科医の減少や地域偏在が危惧されてきました。福島県は,地方であることに加え,東日本大震災と原発事故により医師の県外流出が後を絶たず,とうとう医師数が全国で2番目に少ない県になりました。
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