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編集後記
小島 祥敬
pp.1180
発行日 2015年12月20日
Published Date 2015/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413205516
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Evidence-based medicineという言葉が一般化し,最近10数年の間に各学会が,標準化治療を目的としたたくさんのガイドラインを作成しています。数多ある論文が作り上げたエビデンスを基にして,各分野のエキスパートが執筆をされているので,非常に勉強になりありがたいものです。また,学会が社会に発信するツールという意味でも,ガイドラインは必要不可欠なものと考えます。
私も本年4月に発刊された,『過活動膀胱診療ガイドライン 第2版』の作成委員にご指名いただきました。前立腺肥大症に合併する男性の過活動膀胱の薬物治療について担当させていただき,膨大な論文を読み,エビデンスレベルや推奨グレードを決める過程に携わりました。自分の専門分野であるものの,新しい発見もあり,学問的にも社会的にも大変勉強になり,この機会をいただいたことに大変感謝しています。
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