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手術手技 女性泌尿器関連の手術―基本手技とコツ・3
現代POP治療のグレーゾーン:直腸瘤―いま,あなたはどのようにして治療していますか?
Gray zone of the modern POP treatment:rectocele
市川 雅男
1
,
関根 仁樹
1
,
小野 修一
1
,
峯 克也
1
,
明楽 重夫
1
Masao Ichikawa
1
,
Masaki Sekine
1
,
Shuichi Ono
1
,
Katsuya Mine
1
,
Shigeo Akira
1
1日本医科大学女性診療科・産科
キーワード:
直腸瘤
,
仙棘靱帯固定術
,
TVM手術
Keyword:
直腸瘤
,
仙棘靱帯固定術
,
TVM手術
pp.746-751
発行日 2014年9月20日
Published Date 2014/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413103680
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要旨 現在,直腸瘤は骨盤臓器脱治療におけるグレーゾーンとなっている。その要因は,骨盤臓器脱治療の中心的存在であった腟式メッシュ手術が,2011年のFDAのアラートにより直腸瘤に対して実施しづらくなった現状にある。もし,このアラートを考慮し,この簡便な治療法を回避したとすると,直腸瘤は一気に現代骨盤臓器脱治療における,治療方法の選択に難渋するグレーゾーンとなる。“いま,あなたはどのようにして直腸瘤を治療していますか?”われわれは,そのグレーゾーンを解決する手段として新しい仙棘靱帯固定術を取り入れた。
この新しいアプローチは,従来のものとは,ひと味違う便利な方法であるので,みなさんにご紹介したい。
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