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特集 脊椎脊髄疾患に対する分類・評価法
第11章 その他
BS-POP
BS-POP(Brief Scale for Psychiatric Problems in Orthopaedic Surgery)
渡邉 和之
1
,
矢吹 省司
1
Kazuyuki WATANABE
1
,
Shoji YABUKI
1
1公立大学法人福島県立医科大学医学部整形外科学講座
1Department of Orthopaedic Surgery, Fukushima Medical University School of Medicine
キーワード:
BS-POP
,
精神医学的問題
,
psychiatric problem
,
慢性腰痛
,
chronic low back pain
Keyword:
BS-POP
,
精神医学的問題
,
psychiatric problem
,
慢性腰痛
,
chronic low back pain
pp.528-532
発行日 2020年4月25日
Published Date 2020/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5002201411
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はじめに
脊椎脊髄疾患患者において,罹病期間が長く,慢性的な痛みやしびれを有する症例では,精神医学的問題を合併する症例が少なからず存在する.そのような症例の治療では,精神医学的問題を客観的に評価したうえで治療方法を選択することが治療成績の向上につながる5).整形外科患者に対する精神医学的問題評価のための簡易質問票:BS-POP(Brief Scale for Psychiatric Problems in Orthopaedic Patients)は,福島県立医科大学の整形外科と精神科が合同で作成して2000年に公表したオリジナルの質問票である4).これを用いることによって,整形外科患者の治療の妨げとなる精神医学的問題を簡便にスクリーニングすることができる4).本稿では,このBS-POPについて概説する.
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