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特集 二分脊椎のリハビリテーション
二分脊椎のリハビリテーション―新生児期の取扱いと乳幼児期のリハ・プログラム
Rehabilitation of Spina Bifida: Evaluation and Treatment of New Born, Rehabilitation Program in Infancy and Childhood.
陣内 一保
1
,
井沢 淑郎
2
,
亀下 喜久男
2
,
山口 和郎
3,4
Kazuho Jin-nai
1
,
Toshiro Izawa
2
,
Kikuo Kameshita
2
,
Kazuro Yamaguchi
3,4
1神奈川県立こども医療センターリハビリテーション科
2神奈川県立こども医療センター整形外科
3神奈川県立こども医療センター脳神経外科
4横浜市立大学病院
1Kanagawa Children's Medical Center.
キーワード:
二分脊椎
,
脊髄髄膜瘤
,
小児のリハ
,
短下肢装具
Keyword:
二分脊椎
,
脊髄髄膜瘤
,
小児のリハ
,
短下肢装具
pp.257-264
発行日 1977年4月10日
Published Date 1977/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552103766
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はじめに
二分脊椎のリハビリテーションは,本症の発生頻度がわが国では欧米に比して低く1,2),早期死亡例が多かったことも影響し,必ずしも関心は高くなかった.しかし,最近では,脊髄髄膜瘤の治療成績が向上するとともに,生存例が増加し,リハビリテーションの領域でも注目されるようになってきた.
二分脊椎のリハビリテーションの目的は,最大限の移動能力を与え,排泄の自立をはかることに尽きるが,本症の病態,患児の成長・発達に関連した特殊性があり,いわゆる脊髄損傷のリハビリテーションの中でも特異な位置を占めている.
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