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特集 Energy devicesの選択と使い方
ラジオ波凝固切開装置の選択と使い方
How to choose and use radiofrequency incision/coagulation device
大森 聡
1
So Omori
1
1岩手医科大学泌尿器科学講座
キーワード:
高周波ラジオ波メス
,
高周波ラジオ波ベッセルシーリングシステム
Keyword:
高周波ラジオ波メス
,
高周波ラジオ波ベッセルシーリングシステム
pp.405-408
発行日 2012年5月20日
Published Date 2012/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413102809
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要旨 ラジオ波を用いた手術用デバイスはその高い周波数に特性がある。一般的な電気メスの周波数は500kHz~1MHz程度であるのに対し,ラジオ波を用いたデバイスは4MHz程度の高周波が使用される。このような高周波を用いることで細胞中の水分子に対する高密度な集中性が得られ,過剰な発熱や熱変性が抑制されることで炭化による組織損傷の回避が可能となる。泌尿器科領域でのラジオ波を用いた治療としては,小径腎癌に対する「ラジオ波焼灼術(radiofrequency ablation:RFA)」の有用性が報告されている。これは凝固-焼灼装置であり,凝固-切開装置としては,「高周波ラジオ波メス」や「高周波を用いたベッセルシーリングシステム」が挙げられる。本稿ではこの2装置について概説する。
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