増刊号特集 泌尿器科手術ヒヤリ・ハット―トラブル対処法109の知恵
Ⅱ 体腔鏡下手術
腹腔鏡下/ロボット支援腎部分切除術
039 腫瘍と腎門部が近接していて部分切除により腎動脈を損傷した
伊藤 悠城
1
,
槙山 和秀
1
1横浜市立大学附属病院 泌尿器科
キーワード:
腎動脈損傷
,
ロボット支援腎部分切除術
,
RAPN
,
高難度腎腫瘍
Keyword:
腎動脈損傷
,
ロボット支援腎部分切除術
,
RAPN
,
高難度腎腫瘍
pp.115-116
発行日 2025年4月5日
Published Date 2025/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.038523930790040115
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Q
背側の腎洞に接するように存在する右完全埋没腫瘍(23mm)に対して,右ロボット支援腎部分切除術(RAPN)を施行した.腫瘍は腎洞付近で腎動静脈および尿路に広範に近接していた.腎動静脈および尿路に対して可能な限りの温存を図り,腎洞脂肪確認後は鈍的で愛護的に腫瘍核出を進めていたが,腫瘍底部付近で腎動脈分枝の損傷が疑われた.
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