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特集 泌尿器科ベッドサイドマニュアル
Ⅳ ベッドサイド検査の実際
■2.画像検査
038 逆行性尿道造影(RCUG)
Retrograde cystourethrography
秋田 英俊
1
Hidetoshi Akita
1
1安城更生病院泌尿器科
pp.215-216
発行日 2012年4月5日
Published Date 2012/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413102698
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[1]目的と適応
逆行性尿道造影(RCUG)は尿道の状態を調べるのに適した検査法である。従来は前立腺疾患に対する診断法として主要な役割を果たしてきたが,超音波断層法(経直腸超音波断層法を含む)の普及,CT,MRIといった画像診断の進歩により,前立腺疾患に対する尿道造影の役割は減少しつつある。RCUGは被検者,検者ともX線被曝があり,また被検者に苦痛を与える検査でもあるためである。しかし,尿道狭窄に対しては,RCUGは依然としてgold standardである。一般的に,病棟におけるRCUGの適応は,①尿道狭窄の検索,②尿道損傷の検索(医原性,外傷性),③バルーン挿入困難時の補助,④TUR-Pの切除範囲の検索,などであろう。
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