学会印象記
「第99回 日本泌尿器科学会総会」印象記
井口 太郎
1
1大阪市立大学泌尿器病態学
pp.787-789
発行日 2011年9月20日
Published Date 2011/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413102495
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第99回日本泌尿器科学会総会が,4月21日から24日の4日間,名古屋市〔名古屋国際会議場(図1)〕で開催されました(会長 郡 健二郎教授:名古屋市立大学大学院医学研究科 腎・泌尿器科学分野)。3月11日に起こった東日本大震災のため,他領域の学会が軒並み延期・中止となるなか,日本泌尿器科学会総会も一時開催が危ぶまれたそうです。しかし,全国泌尿器科医,特に関東・東北の先生方の熱い支援・力強い声援を受けて,郡会長は開催を決意したとのことでした。
メインテーマは本総会が第99回目にあたることから「医道白寿 永遠への途上」とされていましたが,東日本大震災にあたって急遽「陽は必ず東から昇る」が付け加えられ,泌尿器科学のさらなる発展とともに東日本の復興を願う総会となりました。その想いが会員にも伝わったのか,総会出席者は6,700名(一般参加者を含めると9,500名)を超え,各会場はどこも満員で,熱い討議が繰り広げられていました。
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