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特集 前立腺癌の内分泌療法—気になる最新の動向
CYP17A阻害薬—アビラテロン酢酸エステル
CYP17 inhibitor
神谷 直人
1
,
上島 修一
1
,
矢野 仁
1
,
遠藤 匠
1
,
内海 孝信
1
,
西見 大輔
1
,
高波 眞佐治
1
,
鈴木 啓悦
1
Naoto Kamiya
1
,
Shuichi Kamijima
1
,
Masashi Yano
1
,
Takumi Endo
1
,
Takanobu Utsumi
1
,
Daisuke Nishimi
1
,
Masaharu Takanami
1
,
Hiroyoshi Suzuki
1
1東邦大学医療センター佐倉病院泌尿器科
キーワード:
アビラテロン酢酸エステル
,
去勢抵抗性前立腺癌
,
CYP17阻害薬
Keyword:
アビラテロン酢酸エステル
,
去勢抵抗性前立腺癌
,
CYP17阻害薬
pp.378-384
発行日 2015年4月20日
Published Date 2015/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413205326
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要旨 2014年になり,本邦においても去勢抵抗性前立腺癌(CRPC)に対する新規薬剤が3種類使用可能となり,CRPCに対する治療戦略は大きく変化した。17α-hydroxylase/C17, 20-lyase(CYP17)阻害薬であるアビラテロン酢酸エステル(アビラテロン)は,アンドロゲン合成経路を不可逆的かつ選択的に阻害するため,前立腺癌細胞の増殖抑制ならびに腫瘍縮小作用を有する薬剤である。アビラテロンやエンザルタミドを使用する際の疑問点として使用する順序が挙げられる。これらの薬剤には交差耐性の存在が指摘されており,CRPCに対して治療戦略を立てるうえで重要である。
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