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特集 泌尿器科検査のここがポイント
J 核医学的検査
ポジトロンCT(PET)
Q64 腫瘍FDG-PETの実施方法,基本的読影法について教えてください。また,保険適応はどの範囲で認められているのでしょうか。
Positron emission tomography with 2-[(18)F]-2-deoxy-D-glucose for urological malignancies
内田 佳孝
1
Yoshitaka Uchida
1
1千葉大学医学部附属病院放射線科
キーワード:
FDG-PET
,
前立腺癌
,
腎細胞癌
Keyword:
FDG-PET
,
前立腺癌
,
腎細胞癌
pp.249-253
発行日 2010年4月5日
Published Date 2010/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413101999
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要旨 FDG-PET検査は,全身のあらゆる領域の腫瘍診断の検査ツールの1つとして重要な役割を果たしている。しかし,泌尿器科系の悪性腫瘍においては腫瘍への集積頻度・集積程度が低く,初発時のルーチン検査としてFDG-PETを行うのは適切でない。だが,治療方針の変更を伴う場合のstagingの補助診断や,治療効果判定・再発早期診断などにはCTやMRIなどの形態画像検査では得られない貴重な情報を得られる可能性があり,FDG-PET検査の施行を検討する価値があると考えられる。FDG-PET検査の施行にはさまざまな注意点があるので,それらを理解して適切な条件下で検査を行う必要がある。
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