学会印象記
「第104回米国泌尿器科学会」印象記
伊藤 敬一
1
1防衛医科大学校泌尿器科
pp.836-839
発行日 2009年9月20日
Published Date 2009/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413101823
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第104回米国泌尿器科学会(AUA)は,4月25日~30日の6日間,イリノイ州シカゴで開催されました。シカゴはニューヨーク,ロサンゼルスに次ぐアメリカ有数の大都市で,近代建築の宝庫ともいわれているようです。町の東側にはアメリカ5大湖の1つである広大なミシガン湖が広がっています。日本から見たシカゴは,『シカゴホープ』などのドラマや映画の影響もあり治安の悪い都市というイメージがありますが,down townの南にあるハイドパークに位置するシカゴ大学は全米最多のノーベル賞受賞者を誇るということで,どのような研究環境がqualityの高い仕事を生むのかとても興味深いところです。今回は時間がありませんでしたが,またシカゴで学会があれば足を延ばしてその雰囲気を感じてみたいと思います。
私は4月25日の朝にオヘア国際空港に到着しました。6年前にもシカゴでAUAが開催され,そのときは非常に寒かった印象がありますが,今回はとてもよい気候で安心しました。シカゴが“convention city”といわれ,頻繁に国際学会が開催されるだけあり,学会場のMcCormick Place Convention Center(写真1)は非常に広い会場でした。特にplenary sessionやvideo sessionが行われる会場は日本では恐らくないであろう大会場で,毎回のことではありますが,その規模に圧倒されました。
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