Japanese
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特集 泌尿器科専門医のための臓器別画像診断のポイント
膀胱腫瘍の画像診断におけるポイント
Imaging of the urinary bladder tumor
金澤 秀次
1
,
松木 充
1
,
重里 寛
1
,
稲田 悠紀
1
,
中井 豪
1
,
立神 史稔
1
,
鳴海 善文
1
,
小山 耕平
2
,
東 治人
2
,
勝岡 洋治
2
Shuji Kanazawa
1
,
Mitsuru Matsuki
1
,
Hiroshi Juri
1
,
Yuki Inada
1
,
Go Nakai
1
,
Fuminari Tatsugami
1
,
Yoshifumi Narumi
1
,
Kouhei Koyama
2
,
Haruhito Azuma
2
,
Yoji Katsuoka
2
1大阪医科大学放射線医学教室
2大阪医科大学泌尿器科学教室
キーワード:
CT
,
MRI
,
膀胱腫瘍
Keyword:
CT
,
MRI
,
膀胱腫瘍
pp.689-696
発行日 2009年8月20日
Published Date 2009/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413101798
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要旨 膀胱腫瘍の質的診断,治療方針の決定において,CT,MRIの担う役割は大きい。膀胱腫瘍は,上皮性と非上皮性腫瘍に分けられる。上皮性腫瘍には移行上皮癌を始め,扁平上皮癌,腺癌,小細胞癌,絨毛癌などが含まれ,非上皮性腫瘍には平滑筋腫,褐色細胞腫,平滑筋肉腫,横紋筋肉腫,癌肉腫などが含まれる。また腫瘍と鑑別する疾患として,内膜症,炎症性偽腫瘍,他臓器からの炎症波及,などが挙げられる。CT,MRIでの石灰化,発育形態,信号強度,濃染パターンによって,病理組織の推測がある程度可能で,MRIを用いた深達度評価,CTを用いたリンパ節転移,遠隔転移の評価は治療方針の決定に有益な情報を提供する。
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