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特集 泌尿器科専門医のための臓器別画像診断のポイント
前立腺癌のMRI
MR imaging of prostate cancer
楫 靖
1
Yasushi Kaji
1
1獨協医科大学放射線医学講座
キーワード:
前立腺癌
,
MRI
,
病期診断
Keyword:
前立腺癌
,
MRI
,
病期診断
pp.699-703
発行日 2009年8月20日
Published Date 2009/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413101800
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要旨 MRIは前立腺癌の病期診断のみならず,前立腺癌の検出においても重要な役割を持つ。MRIを読影する際には,正常構造を常に意識して,異常な信号を呈する病巣により正常構造が破壊されていないかを中心に観察する。拡散強調像やダイナミック造影像は癌病巣を際立ったコントラストで描出するが,まったく検出できない場合もあるので,常にT2強調像と対比しながら評価を行うことが重要である。現時点のMRIの限界として,癌の大きさが小さいもの,Gleason scoreが低いものは検出能が極端に低下するということが挙げられる。
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