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特集 泌尿器科専門医のための臓器別画像診断のポイント
小腎腫瘤の鑑別診断―腎腫瘍の画像診断のポイント
The checkpoints for the diagnosis of renal neoplasms
陣崎 雅弘
1
,
大家 基嗣
2
Masahiro Jinzaki
1
,
Mototsugu Oya
2
1慶応義塾大学放射線診断科
2慶応義塾大学泌尿器科
キーワード:
腎腫瘍
,
鑑別診断
,
Bosniak分類
Keyword:
腎腫瘍
,
鑑別診断
,
Bosniak分類
pp.671-678
発行日 2009年8月20日
Published Date 2009/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413101795
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要旨 囊胞性腎腫瘍の鑑別は,Bosniak分類が非常に有用である。①囊胞壁や隔壁の厚さと不整度,②石灰化の程度,③内容液の性状,④増強効果の有無,がチェックポイントであり,無治療・経過観察・手術の治療方針に分けていく。充実性腎腫瘍は,膨張性発育型と浸潤性発育型に分けて考え,脂肪の有無,腫瘤の均一性,偽被膜の有無,造影パターン,T2強調像の信号強度,がチェックポイントである。充実性腫瘍では,経過観察,生検,手術の治療方針に分けていく。これらを用いた現在の画像診断の鑑別の可能性と限界を述べた。
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