総説
嚢胞性腎腫瘤の鑑別
扇谷 芳光
1
,
松阪 浩美
,
滝川 明子
,
宮上 修
,
波多野 久美
,
宗近 次朗
,
石塚 久美子
,
廣瀬 正典
,
後閑 武彦
1昭和大学 医学部放射線医学講座
キーワード:
腫瘤
,
腎細胞癌
,
鑑別診断
,
腎嚢胞
,
血管筋脂肪腫
,
腫瘍悪性度
,
腹部CT
Keyword:
Carcinoma, Renal Cell
,
Diagnosis, Differential
,
Angiomyolipoma
,
Kidney Diseases, Cystic
,
Neoplasm Grading
pp.1223-1230
発行日 2016年10月10日
Published Date 2016/10/10
DOI https://doi.org/10.18888/J01565.2017061318
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
腎腫瘤は嚢胞性腫瘤と充実性腫瘤に大別される。Bosniak分類は、CT所見から良性嚢胞性腫瘤と手術を要する嚢胞性腫瘤を区別し、治療方針を決める分類として提唱された。嚢胞性腎腫瘤の病理を画像から診断するのは難しいが、localized cystic renal diseaseは周囲に被膜を認めないことから診断可能である。嚢胞性・充実性腎腫瘤の鑑別、Bosniak分類、嚢胞性腎腫瘤とその鑑別について概説した。
Copyright © 2016, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.